2012年02月02日
楽器と木材 第二楽章 ♪管楽器♪
寒さ厳しい毎日ですが、皆様元気にお過ごしでしょうか。
最近の仕事は雪舞う中
で地拵えをしています。冬の外仕事は厳しい
!
お待たせしました!
代表に引き続きまして、先日の勉強会「管楽器」編を報告しますのは、学生時代はホルン吹き、今は木こりの本戸です。
木で出来た楽器と言って忘れてならないのは、木管楽器です!
吹奏楽でいえば、前のほうに比較的まっすぐな筒のような楽器を吹いている人たちが座っていますね。

(写真は私が学生時代所属していた某吹奏楽団の演奏会のものです。)
暖かく包まれるような音色
で、私たちを癒してくれます。その音色を作り出しているのが、「木」なのです!
木管楽器とは、すべて木製の楽器ばかりではありませんが、クラリネット、オーボエ、ファゴットなどは木材を筒状にくり貫いたものからできています。

楽器に使われる木材は、
クラリネット→ グラナディラ
オーボエ → グラナディラ、キングウッド
ファゴット → メープル など
どれも、名前からも高級感漂う
外国産木材です。楽器自体が外国生まれ
なので、材料もおのずとそうなるのでしょう。
楽器に使われる木材は、強度、加工しやすさ、色合いだけでなく、音質、音色、音程、などのとても繊細で特殊な質を要求されるのです。昔から職人さんたちが、いい音を求めて選び抜かれた「木」なのだと思います
。
使う木材は数年かけて
人工乾燥と天然乾燥を繰り返し、角材を機械でくり貫いて筒状にして穴を空け管体(楽器の胴体の部分)が作られます。
削る道具として機械が使われますが、熟練した職人さんの耳と手の感覚
を頼りに多くが手作業で出来ていることに驚きました
。
ただ、木材は中まで見えないので、材料を削って最終的な形に近づいた段階でクサリが出てしまったりするそうです
。
木管楽器は急激な温度変化や乾燥などにより、割れてしまったり
するので、演奏者も管理に気をつけなければいけません
。
学生のときは練習場所が限られていたので、金管楽器は寒い廊下、木管楽器は練習室で練習することが多かったのもそのせいですね…。
今回の勉強会で、木は生き物なので素材としての加工の難しさがあること、しかし、木の持つ特性の多様さで色々な場面で木は生かされていることがわかりました
もっともっと、木のすばらしさを知りたいと思います
。
最後に、勉強会に使ったプロジェクターを置く台にしていたものは…

そう、茶箱!
林業女子はここでも目を輝かせました

さて、楽器と木材の関わりに興味をもったみなさん!


2012年最初の林業女子会のイベントは、バレンタインコンサートですよ
日時:2月18日(土) 17時開場
場所は袋井市にあります、どまんなかセンターです!詳細は林業女子会@静岡 のホームページ
http://www.fgshizuoka.com/
にて発表します。
音楽を楽しみながら、林業にちょっと触れてみませんか
?
みなさまのお越しをお待ちしています!
林業女子
本戸
最近の仕事は雪舞う中


お待たせしました!
代表に引き続きまして、先日の勉強会「管楽器」編を報告しますのは、学生時代はホルン吹き、今は木こりの本戸です。
木で出来た楽器と言って忘れてならないのは、木管楽器です!
吹奏楽でいえば、前のほうに比較的まっすぐな筒のような楽器を吹いている人たちが座っていますね。

(写真は私が学生時代所属していた某吹奏楽団の演奏会のものです。)
暖かく包まれるような音色

木管楽器とは、すべて木製の楽器ばかりではありませんが、クラリネット、オーボエ、ファゴットなどは木材を筒状にくり貫いたものからできています。
楽器に使われる木材は、
クラリネット→ グラナディラ
オーボエ → グラナディラ、キングウッド
ファゴット → メープル など
どれも、名前からも高級感漂う


楽器に使われる木材は、強度、加工しやすさ、色合いだけでなく、音質、音色、音程、などのとても繊細で特殊な質を要求されるのです。昔から職人さんたちが、いい音を求めて選び抜かれた「木」なのだと思います

使う木材は数年かけて

削る道具として機械が使われますが、熟練した職人さんの耳と手の感覚


ただ、木材は中まで見えないので、材料を削って最終的な形に近づいた段階でクサリが出てしまったりするそうです

木管楽器は急激な温度変化や乾燥などにより、割れてしまったり


学生のときは練習場所が限られていたので、金管楽器は寒い廊下、木管楽器は練習室で練習することが多かったのもそのせいですね…。

今回の勉強会で、木は生き物なので素材としての加工の難しさがあること、しかし、木の持つ特性の多様さで色々な場面で木は生かされていることがわかりました

もっともっと、木のすばらしさを知りたいと思います

最後に、勉強会に使ったプロジェクターを置く台にしていたものは…

そう、茶箱!
林業女子はここでも目を輝かせました


さて、楽器と木材の関わりに興味をもったみなさん!



2012年最初の林業女子会のイベントは、バレンタインコンサートですよ

日時:2月18日(土) 17時開場
場所は袋井市にあります、どまんなかセンターです!詳細は林業女子会@静岡 のホームページ
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音楽を楽しみながら、林業にちょっと触れてみませんか

みなさまのお越しをお待ちしています!
林業女子

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Posted by 林業女子会@静岡 at 20:54│Comments(3)
│ブログ
この記事へのコメント
楽しそうですね。木琴や竹の笛や楽器は楽しませてくれますよね。木の葉だけでも草笛も出来るし素材の問題より音を楽しむ工夫でもっと広がると思いますよ。言ってる本人音痴だけど
Posted by toraneko280 at 2012年02月02日 21:05
おっ、この茶箱のラベル、かっちょいいですね。
あっ、本題は管楽器でした。
天乾と人乾を何回も繰り返して、数年間かけて乾燥するのですか!
伐採方法とか時期とかも影響するのですよね。
島田のシバモクのシロフォンも小さいけど割りとちゃんとした音階とカラリとしたいい音が出ます。って、これも管楽器じゃないよ。
チャーリー・パーカーに怒られちゃう。って言いながら本当はコルトレーンが好きなんですが。
あっ、本題は管楽器でした。
天乾と人乾を何回も繰り返して、数年間かけて乾燥するのですか!
伐採方法とか時期とかも影響するのですよね。
島田のシバモクのシロフォンも小さいけど割りとちゃんとした音階とカラリとしたいい音が出ます。って、これも管楽器じゃないよ。
チャーリー・パーカーに怒られちゃう。って言いながら本当はコルトレーンが好きなんですが。
Posted by トニー at 2012年02月03日 00:46
管楽器に限らず、楽器に使われる木材のほとんどは外国産です。資源量の限られた希少材も少なくありません。
管楽器材料については、様々な楽器メーカーで代替材の開発が進んでいるようです。将来、国産材を使った管楽器が普及するといいですね。
管楽器材料については、様々な楽器メーカーで代替材の開発が進んでいるようです。将来、国産材を使った管楽器が普及するといいですね。
Posted by 小幡谷英一 at 2012年02月17日 16:58