2014年05月01日
楽器の木~邦楽編~
3月の定例会にて、「誕生月のメンバーがブログを書く」
と決定して、早1ヶ月。
4月も残り数分ですが、4月30日生まれのヤマダがお送りします
ギター、ウクレレ、チャランゴ。
弦楽器に全敗のワタクシですが、へたくそながらも続けているものがあります。
それは三味線
いろいろ種類がありますが、私が習っているのは、琴や尺八と合奏する地唄です。
それでは、林業女子会らしく、三味線に使う木の紹介を
棹(ネック)は、お稽古用は花梨、その上は紫檀が使われます。
さらに高級品は、紅木(こうき)と呼ばれるインド南部・スリランカ原産の
堅くて艶のあるマメ科の樹木が使われます。
紅木は、現在はワシントン条約で規制され、ほとんど輸入されていないそうです。
15世紀頃に中国から沖縄や堺に伝わったのだそうですが、
日本に定着した楽器なのに、花梨以外は日本に生えていない木を使っているとは意外です
胴の部分は、すべて花梨で出来ています。
高級品は、響きを良くするために、綾杉と呼ばれるギザギザ模様が゙彫られているそうです。
そして、猫好きとしては複雑な気持ちになる皮・・・
意外なことに犬の皮が多く使われています。
人工皮もありますが、音はイマイチ。猫は生産量が少ないので貴重品です。
おまけ:撥は鼈甲、弦は絹糸です。
本日はお稽古でした。 練習したのは、「黒髪」という曲。
独りの夜の寂しさを唄った切ない唄です。
粋な婆ちゃんを目指して、細く長く続けたいものです。
興味のある方は、こちらからどうぞ。 艶っぽいですよ~
https://www.youtube.com/watch?v=a_eH-dlGWwg
のんびり書いていたら、とうに日付がかわっていました
次は五月生まれのメンバーさん。 よろしくお願いします~