アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 30人

2011年08月30日

木の家について考えました★

一昨日は、林業女子会@静岡の第3回イベントのでした。
暑い中、お越しいただいた皆さま、ありがとうございますicon68

オープニングは
「あなたにとって木のイメージは?」をテーマに持ってきていただいた写真や絵を使って、1分間自己紹介。
emoji50木をふんだんに使った日本家屋、
emoji50学生さんは研究してる材料や調査地の様子、
emoji50身近な風景として、
emoji50街路樹や積み上げられた材木 etc.
それぞれの背景が見えて、親近感と安心感が湧きました。

続いて、一級建築士の荒井恵子さんの講演。
(彼女は第2回イベントに参加して、新しく女子会メンバー加入してくれましたemoji08

漠然としたイメージの「木の家」という言葉を、
木材利用の可能性を広げるべく「木を使っている家」と定義して、
木造建築だけでなく、木をたくさん使った家を紹介してくれましたicon25

女子会お宅訪問ツアーもいいなぁface23
なんて思いました

ほかには、
「誰が作る?」 ○ハウスメーカー
 ○大工さん
 ○工務店
 ○設計事務所
「どうやって作る?」 
 ○木造軸組工法(手刻みとプレカット、無垢材と集成材の比較)
 ○ツーバイフォー工法など
「家のお値段」
と専門家ならではの、分かりやすい説明でしたemoji02

山側の仕事に就いてる私には、
家1軒に使われる柱の量とお値段はとっても衝撃的でした…face08
(2000万円の家を建てた場合、木材のみのお値段は約25万円。
丸太1本は約1000円ですface07
(※柱×→丸太○でした。申し訳ございません。2011年9月2日訂正)

ブレインストーミングでは、理想の木の家の条件を書き出してもらいました。

一番多かったのは、断熱性、吸湿性、消臭効果など、
木の性能によるもの。

続いて、手触り、見た目のよさ、木の家具など、icon70
癒やしにつながるもの。

梁が見える、風通しのいい建て方、耐震性、間取りなどの
構造

古民家、ログハウス、縁側でのんびりしたいなど、face13
ライフスタイルにつながること。

玄関に松明、薪のお風呂やストーブなどicon12
火や暖房のことも挙がりました。
冬の企画にしたいですねicon04


私が注目したいのは、地元の木を使う、適材適所といったもの。
土地に合った木の家が長持ちするだけでなく、
輸送費icon17が少ないので環境への負荷が少なく
地域の林業の活性化にも繋がりますemoji13

しかし、国産材=環境となってしまうのは面白くないのでface24

まずは日本のそして静岡県の木材が
いろいろな木材の中の選択肢に食い込むこと。
(色々というのは、
木の種類、生産国、さらに細かな産地、無垢材、集成材、合板・・・)
そして、良さをどんどんPRして選んでもらえること!!

食べ物みたいに、
それぞれの地域ブランドが元気になって欲しいなぁ
天竜材をはじめ、静岡の県産材を女子力で応援したいですね。


最後は模型作りemoji29
時間が足りなくて、完成出来ない人もいて申し訳なかったけれど、
物を作るとその人の性格が現れて見ていて面白かったです。


今回は、一番身近な「家icon25」を題材にして、
材料として「木」のことに目を向けてもらいました。

参加してくださった皆さんが、いつか家の柱や家具を見て、
「この木何の木?」
「無垢材?」
「どこの木?」
なんて思ってくれたら嬉しいなぁicon01
icon25 icon25 icon25



次回は、9月7日in浜松!
林材ライターの赤堀楠雄さん
木材の流通icon66山と街のつながりemoji33など、
さらに「木」のことをわかりやすくお話してくれます。

ご好意で女子会のために講演をしてくださる赤堀さんface23
「林業女子に質問攻めにされたい」っていうリクエストに答えるべく、
遠慮なくいろいろ訊いちゃいましょうface25face25
http://forestrygirlshizuoka.eshizuoka.jp/e767097.html


文責 築三百年の古~い民家に暢気に暮らす
どっぷり林業な女子、ヤマダでしたicon68

  


Posted by 林業女子会@静岡 at 20:24Comments(5)ブログ